測量・調査

災害に強い地域づくりのために、日々推進される様々なプロジェクトに伴う測量作業。 ひとたび災害が発生した時に、その被災状況をいち早く正確に把握する測量作業。私たちの成果は、 道路や河川の改修、橋などのように普段の生活の中で目に触れることは少ないかもしれません。 しかし、それら目に触れる構築物も、地道で正確な測量作業があってこそ。 当社は、安全で快適な生活を営むために土木公共施設設備における「縁の下の力持ち」として精度の高い品質を目指しています。
また、国土調査(地籍調査)事業の一端を担い、国民一人ひとりの財産である土地境界の正確な測量もまた私たちの大切な仕事の一つです。

基準点測量

基準点測量は、すべての測量の基盤となる作業であり、その作業工程はもっとも重要であることから、 経験豊富なスタッフを擁し十分な検討を重ねたうえで、最適な方法を選択し作業を遂行します。
当社では、電子基準点を使用したスタティック法やネットワーク型RTK-GPS(VRS)など、GPS測量の最新の技術と機器を活用しています。 また従来から使用されているトータルステーションとの併用により、迅速、省力、高精度に努め、 長年蓄積してきた技術と経験を活かし、利便性、恒久性の高い成果を提供します。

◆VRSによる4級基準点測量 ◆トータルステーションによる3級基準点測量
VRSによる4級基準点測量 トータルステーションによる3級基準点測量

水準測量

既知点に基づき、新点である水準点の標高を定める作業をいいます。
路線長や観測の精度に応じて、1級、2級、3級、4級、簡易水準測量に区分されます。

地形測量

現地において、TS(トータルステーション)やRTK-GPS(VRS)を使用して、地形、地物などの数値データを取得し、 それを基にコンピューターの図形編集機能を活用してし数値地形図を作成します。

路線測量

道路、河川などの中心線を設置し、計画に必要な縦横断面の調査・図化を行います。

河川測量

河川の維持管理や計画を行うために、流量観測を行います。

深浅測量(TSとGPS)

深浅測量は、河川、貯水池、湖沼または海岸において、水底部の地形を明らかにするため、水深、測深位置(船位)及び水位(潮位)を測定し、 水底部の図面を作成します。
GPS深浅測量システムの導入により(RTK-)GPS測位位置と音響測深器による測深値とを時刻同期させ、移動観測点の連続測量をリアルタイムに行い、 三次元測量データを記録することができます。

深浅測量には、様々な目的があります。
  • 船舶の航行安全のための水路測量
  • ダムや貯水池の堆砂測量
  • 防波堤など水上構造物に関連した水深測定
  • 防災や環境調査などにおける基礎データとしての詳細な地形把握

◆深浅測量
深浅測量